夫・妻が浮気をしている疑いがあっても、証拠が無ければ相手を問い詰めることはできません。しかし、自分で浮気の証拠を掴むことは非常に難しいものです。
そこで思いつくのが探偵事務所への浮気調査依頼です。プロの調査員がターゲットの行動を徹底的に調査してくれるので、自分では入手できないような証拠を掴んでくれます。ただ、探偵は私たちの身近な存在ではないので、「信用できるか不安」と感じる人も多いと思います。調査費用も安くはありませんので、納得したうえで依頼をしたいですよね。
そこで今回は、探偵に浮気調査を依頼するメリット・デメリットについて解説していきます。探偵への依頼をおすすめできる人も詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
探偵に浮気調査を依頼するメリット

それではまずは探偵に浮気調査の依頼をするメリットについて5つ解説していきます。
- 浮気をしているか白黒ハッキリする
- 不貞行為の証拠を掴むことができる
- ターゲット(夫・妻)に調査がバレる可能性が低い
- 自分で証拠集めをするよりも精神的な苦痛が少ない
- 浮気相手の詳細な情報が分かる
それでは順番に見ていきましょう。
浮気をしているか白黒ハッキリする
夫・妻が浮気をしている疑いがあっても、証拠がなければ問い詰めることができません。モヤモヤしたままだと気分も晴れないので、「早く白黒つけてスッキリしたい!」という人も多いはずです。しかし、個人で浮気の証拠を掴むことはそう簡単ではありません。
探偵の調査では、調査員が2〜4人のチームとなって尾行をするので、わずかな手がかりも見逃すことはありません。何日間もの徹底的な調査により、パートナーが浮気をしているか白黒ハッキリすることができます。
不貞行為の証拠を掴むことができる
あなたが慰謝料請求や離婚請求を優位に進めたのであれば、不貞行為の証拠が必要です。不貞行為とは法律上の浮気のことで、パートナーと浮気相手に肉体関係があることをいいます。もし、相手が浮気を認めなかった場合には、法的に有効な証拠(=不貞行為の証拠)があるかないかで争うことになります。

(法律上は)異性と食事をしたりデートをしている証拠だけでは浮気とはいえません。
探偵の浮気調査では、不貞行為の証拠となる『ラブホテルに出入りする様子』を撮影してくれます。プロ用の特殊な機材を使って顔が鮮明に写るように撮影するので、相手も言い逃れはできません。
夫・妻に調査がバレにくい
確実な証拠を入手する前に、相手に証拠収集をしていることがバレてしまうと、証拠隠滅をされる危険性があります。浮気中の相手は警戒心が強いので、ちょっとしたことでもバレてしまいます。
先ほどもお伝えしたように、探偵の浮気調査では2〜4名のチームで尾行をします。複数の調査員が入れ替わりながら尾行するので、そう簡単にバレることはありません。また、プロの尾行テクニックを使って、ターゲットに気が付かれないような慎重に調査が行われます。
自分で証拠集めをするよりも精神的な苦痛が少ない
自分で証拠集めをすると精神的につらい思いをします。浮気相手との親しい写真や生々しいメールを確認するのは、決して気分のいいものではありません。中には『パートナーを疑っている自分』に嫌気がさして、自己嫌悪になってしまう人もいるようです。
探偵に依頼をすれば、必要な証拠を全て集めてくれるので、嫌な作業をする必要はありません。もちろん、最終的には生々しい証拠画像を確認する必要がありますが、最近ではカウンセラーによる心のケアをしてくれる探偵事務所もあるので安心です。
浮気相手の詳細な情報が分かる
みなさんの中には、浮気相手に慰謝料請求をしたいという人もいると思います。しかし、パートナーが口を割らない限り、浮気相手の情報を入手することは非常に困難です。
探偵による尾行調査では、浮気相手を尾行して自宅を突きとめてもらうことができます。それだけではなく、浮気相手の名前や職場なども調べてもらうことが可能です。ただ、浮気相手の情報が分かったからといって、悪用すると犯罪となるので注意してください。

慰謝料請求をするときには、内容証明郵便を相手の自宅や職場に送ることがあります。
探偵に浮気調査を依頼するデメリット

次に浮気調査を依頼するデメリットについて3つ解説していきます。
- 浮気調査の費用が掛かる
- 不貞行為の証拠を掴むことができる
- ターゲット(夫・妻)に調査がバレる可能性が低い
それでは順番に見ていきましょう。
浮気調査の費用が掛かる
やはり浮気調査を探偵に依頼する1番のデメリットはお金が掛かることです。依頼内容や難易度にもよりますが、浮気調査の相場は20万円〜80万円といわれています。

簡単に払える金額ではないので、依頼をためらってしまう人も多いかもしれませんね。
ただし、探偵に依頼をすれば裁判でも有効な証拠を入手してくれます。その証拠をもとにパートナーや浮気相手に慰謝料請求することが可能です。
また、調査料金そのものを安くする方法もありますので、詳しく知りたい方はコチラの記事をご覧ください。

浮気の証拠が出ないことがある
当然ですが、探偵に浮気調査の依頼をしても100%証拠を掴めるわけではありません。証拠が取れない原因は様々ですが、『浮気の頻度が少なくて、たまたま調査時期とタイミングが合わなかった』というケースがほとんどです。
こういった無駄な調査を避けるためには、依頼者からの情報提供がとても重要です。例えば、以下のような情報を探偵に伝えておくことで、「今のタイミングで調査して証拠が取れそうか?」「本当に夫・妻は浮気をしているのか?」などを過去の実績・経験から適切に判断してくれます。
- 浮気をするのは平日か休日か?
- 時間帯はいつ頃か?
- 浮気をしそうなシグナルはあるか?
悪徳業者に騙される可能性がある
過去に比べると、料金を水増し請求したり、ずさんな調査をする探偵業者は少なくなりました。ただ、今でも一部には悪質な探偵は存在しますので、騙されないように注意してください。
依頼者の弱った心の隙をついて、言葉巧みに近づいてくるので探偵選びは慎重にしましょう。
コチラの記事では『失敗しない探偵の選び方』について解説していますので、ぜひご覧ください。
探偵に浮気調査を依頼した方がいい人は?

これまで探偵に浮気調査を依頼するメリット・デメリットについて解説しました。それでは最後に、具体的にどういった人が浮気調査をした方がいいのか見ていきましょう。
- 自力で浮気の証拠が掴めなかった人
- 慰謝料請求をしたい人
- 本気で夫・妻と『離婚』したい人
- 本気で夫・妻と『復縁』したい人
- パートナーにバレずに浮気相手と別れさせたい人
全部で5つありますので、順を追って解説していきます。
自力で浮気の証拠が掴めなかった人
確固たる浮気の証拠がなければ、相手を問い詰めてもシラを切られるだけです。ただ、自力で浮気調査をしても、そう簡単に証拠を入手できるものではありません。また、小さいお子さんがいて時間が取れなかったり、自分が単身赴任中だったりして証拠収集ができない人もいると思います。
このように、どうしても探偵に依頼するしか証拠が掴めない状況であれば、最終手段として探偵に依頼するしかありません。
慰謝料請求をしたい人
浮気をされた人は、パートナーや浮気相手に慰謝料請求をすることが可能です。ただ、相手に言い逃れをさせないためにも、不貞行為(=肉体関係)の証拠が必要となります。

先ほども解説したように、探偵の浮気調査では裁判でも有効な証拠を入手してくれるので安心です。
ちなみに、状況によってケースバイケースですが、慰謝料の相場は数十万〜200万円といわれています。もし『探偵費用<慰謝料』で決着することができれば、プラスになって返ってくることがあります。プラスにならなかったとしても、慰謝料で補填することで出費を少なくすることが可能です。
本気で夫・妻と『離婚』したい人
浮気は夫婦関係を壊す裏切り行為なので、「浮気をした夫・妻と離婚したい!」という人も多いと思います。しかし、決定的な浮気の証拠がなければ、相手側は離婚請求を拒否することができてしまいます。
確実に離婚を成立させたいのであれば、やはり不貞行為の証拠を掴んでおくことが重要です。探偵に法的に有効な証拠を入手してもらえば、優位に交渉を進めていくことができます。
また、探偵事務所によっては夫婦トラブルに強い弁護士を紹介してくれたり、カウンセリングによる心のケアをしてくれるところもあります。料金や調査力だけでなく、このようなアフターサポートにも注目して探偵選びをしてみてください。
本気で夫・妻と『復縁』したい人
夫・妻が浮気をしたからといっても、選択肢は離婚だけではありません。理由は様々ですが、パートナーとの復縁を望む人が60%以上もいるといわれています。
- お子さんへの悪影響の懸念
- 離婚した後の経済的な不安
- 離婚した後の老後の不安
- 世間体が気になる
- 浮気はされたけどパートナーのことが好き
など
復縁を望む際に注意しておくべきことは、パートナーから離婚を切り出されることです。変に話し合いがこじれると、パートナーはあなたではなく浮気相手を選んでしまう可能性があるからです。
そのような最悪な事態にならないようにするには、やはり不貞行為の証拠を掴んでおくことが重要です。不貞行為の証拠を持っておけば、相手からの離婚請求を拒否することができるからです。また、確実な浮気の証拠があれば相手も観念するので、冷静に話し合いをすることができます。
パートナーにバレずに浮気相手と別れさせたい人
浮気をされた人の中には「今までの夫婦関係を壊さずに、浮気相手と別れさせたい」という人もいます。そのためには、パートナーには秘密にして浮気相手だけと交渉をする必要があります。
しかし、浮気相手がどこの誰だか分からなければ交渉のしようがありません。自分で調べることは非常に難しいうえ、一歩間違うと犯罪行為となってしまう危険性があります。探偵であれば法律により浮気相手の情報(名前、自宅、勤務先など)を入手することが認められています。
不貞行為の証拠もあれば優位に交渉ができますので、浮気相手から別れを切り出させることも可能です。もちろん、今後は一切会わないように念書を取り交わすこともできます。
まとめ
今回は探偵に浮気調査を依頼するメリット・デメリットについて解説してきました。
探偵に依頼をすれば確実な証拠を入手できますが、それなりの金額を支払う必要があります。また、あなたが今後どうしたいかによっても、探偵の利用をおすすめできる・できないが分かれます。そのためにも、今回紹介したメリット・デメリットを理解して、よく考えてみることが重要です。
それでは、みなさんのツライ日々が、1日でも早く改善されますように。
私たちのアドバイスが少しでもお役に立てれば幸いです。