「パートナーが浮気をしているかも…」と感じていても、自分で浮気の証拠をつかむのはとても大変です。
特に離婚や慰謝料請求をしたいのであれば、不貞行為(肉体関係)を証明できるだけの明確な証拠が必要ですので、そういった証拠を個人で集めるには限界があります。
そこで思いつくのが探偵事務所や興信所への依頼です。
しかし、探偵に浮気調査の依頼をするとなると、悩みの種となるのが浮気調査の「料金」のことだと思います。
各探偵事務所のホームページを見てみると、数十万~100万円というような金額が書かれているので、「普段の生活だけでも大変なのに、こんな大金払えるのかな・・・」と不安になってしまう方もきっと多いかもしれません。
ですが、このままパートナーの浮気を見過ごしてしまうのも悔しくありませんか?
もしかすると、今みなさんが思っている金額よりも安く依頼することができるかもしれません。
今回は浮気110番が独自に取材した結果をもとに、探偵が絶対に教えてくれない料金を値下げする裏技9選を紹介していきます。
「調査力のある探偵事務所に、できるだけ安く依頼したい」とお考えの方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
浮気調査の料金相場は?

浮気調査の料金相場は20~80万円程度といわれています。
ただ、案件によってケースバイケースですので、10万円未満ですんでしまう人もいれば、調査が難航して100万円以上になってしまうこともあります。
あくまでも一例ですが、調査の目的ごとの料金相場を紹介しておきます。
ケース① 浮気をしているかどうかの事実確認をしたい場合:10~30万円
ケース② パートナーに慰謝料請求や離婚請求をしたい場合:30~60万円
ケース③ 浮気相手にも慰謝料請求をしたい場合:60~90万円
料金相場についてもっと詳しく知りたいという方は、コチラの記事もあわせてご覧ください。

浮気調査の料金を下げる裏技9選

ここからは実際に浮気調査の料金を下げる方法について一気に解説していきます。
探偵が絶対に教えてくれない情報もお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。
①パートナーの行動パターンを把握する
調査費用の中で一番大きな金額を占めているのが調査員の人件費です。
総額の80~90%を人件費ですので、いかに調査員の費用を抑えられるかが値下げのコツです。
そのためには、いかに効率の良い調査ができるかが重要となります。
パートナーが「いつ」「どこで」浮気相手と会うのかを把握しておけば、無駄のない調査ができるので人件費を下げることができます。
例えば、「金曜の仕事帰りに飲みに行き、朝帰りをしてくることが多い」ということが分かっていれば、毎週金曜の17時から職場に張り込んでおくことで、早くて1日の調査で浮気の証拠をつかむことができるかもしれません。
逆に、全くパートナーの行動パターンが把握できていないと何日もの調査が必要となるため、余計な出費が増える可能性が高くなります。
パートナーの日々の行動をメモしておくなどして、できるだけ浮気が疑われる日を絞り込んでおきましょう。
②自分で浮気の証拠を集めておく
浮気の証拠は多ければ多いほど、慰謝料請求や離婚請求をしたときに有利になります。
最も決定的な証拠となるのが浮気相手とホテルや自宅に入出りする写真ですが、1回の証拠だけでは相手が言い訳をしてくる可能性があるので、裁判事例からも複数回の証拠が必要だといわれています。
とはいえ、証拠を1回撮影するだけでも多くの調査時間が掛かってしまうのに、2回も3回もとなるとさらに費用が増えてしまい大変です。
そのため、自分でも不貞行為(肉体関係)を証明できる証拠を押さえておけば、探偵による浮気調査を減らせる可能性があります。
ただし、「絶対の証拠」はありませんので、探偵事務所の担当者と事前によく相談して調査回数を決めるようにしてください。
・LINEやメールなどでの不貞行為をした内容のやり取り
・スマホに保存されている不貞行為をしている画像や動画
・ホテルの領収書
など
③「格安」などの誇大広告に騙されない
悪質な業者の中には、極端に安い料金の広告を出していることがあります。
「格安」や「最安値」という言葉で集客して、契約後に色々な理由をつけて高額な追加料金を請求してくるのです。
例えば、過去には以下のような悪質事例が報告されています。
・すでに証拠は撮れているのに、わざと調査を長引かせて料金を増額させる。
・調査員4名で契約したにも関わらず、実際は2名で調査をして差額を騙し取る。
・勝手に調査時間を延長して延長料金を請求する。
など
「安物買いの銭失い」という言葉にもあるように、相場に比べて極端に安い金額で広告を出している探偵事務所には注意しましょう。
(逆に、相場に比べて極端に高い料金設定をしている探偵にも注意が必要です。)
④追加料金が発生する基準を確認しておく
浮気調査中は何が起こるかわかりません。
調査対象者が新幹線に乗ってしまったり、日帰りかと思っていたら宿泊することになったり…
事前にどのような条件で追加料金が発生するのか確認しておかないと、最終的に思っていたよりも高額になってしまう可能性があります。
追加料金については必ず契約書に条件を記載することになっていますので、契約前にしっかり確認しておきましょう。
また、高額な追加料金が発生する場合には、事前に依頼者に連絡をしてもらうようにお願いしておくことで、後々のトラブルを回避することができます。
⑤いきなり長期間の契約をしない。
浮気調査のプランに「パック型プラン」というものがあります。
20時間30万円や30時間40万円など一定の時間を定額で契約するプランです。
(カラオケで例えるとフリータイムのようなものです。)
通常のプランに比べて時間単価が割安に設定されていますが、契約時間よりも早く調査完了しても返金はされないので、場合によっては割高になってしまうこともあります。
もし、パートナーの行動パターンが把握できているようであれば、1時間=〇〇円といった「時間型プラン」にすると安く抑えることができるかもしれません。
ただ、どちらのプランを選択する方がベストかは依頼内容によって判断が別れますので、事前に担当者と相談して決めるようにしましょう。
⑥慰謝料請求を当てにしない
浮気の証拠が取れたら、パートナーや浮気相手に慰謝料請求をしたいという人もいると思います。
慰謝料の相場は50~300万円程度といわれており、浮気が原因で別居したり離婚をすると高額になる傾向があります。
ですが、「慰謝料を請求できるから大丈夫」と思ってしまうと、調査料金の金額があまり気にならなくなり、探偵事務所に言われるがままの料金で契約してしまうことがあります。
確かに慰謝料は請求できますが、本当にみなさんが思っている金額を勝ち取れるかどうかは誰にも分かりません。
示談でスムーズに済めばいいのですが、相手が弁護士を雇うと泥沼化してしまうこともありますので、「慰謝料は取れればラッキー」くらいの感覚でいるようにした方がいいでしょう。
⑦担当者に予算額をホンネで言わない
探偵事務所に面談に行くと、必ず「ご予算はいくらくらいですか?」と聞かれます。
そこでホンネの予算額を伝えてしまうと、予算額いっぱいのプランをすすめられてしまいます。
より高いプランの方が成功確率は高くなるので、依頼者が損をするという訳ではありませんが、なるべく調査費用を抑えたい人にとっては大きな負担となってしまいます。
ですので、もし担当者に予算を聞かれた場合は、予算額の20%~30%を引いた金額で答えるようにしておく方がいいでしょう。
ただ、これはあくまでも調査料金を安く抑えたい人向けのアドバイスです。
プランを低くするとそれだけ証拠を取れる確率が下がってしまいますので、お金に余裕がある人はなるべく料金は下げない方がいいかもしれません。
⑧値下げ交渉をする
探偵事務所は値下げ交渉をされてもいいように、余裕を持った料金を提示している場合があります。
そのため、契約前に必ず値下げ交渉をするようにしましょう。
もちろん100%値下げしてもらえる訳ではありませんが、値下げできる可能性があるのに言われたままの金額で契約をしてしまうのは本当にもったいないことです。
ちなみに、値下げ交渉をした方がいいのは探偵事務所に限った話ではありません。
例えば、家電量販店やカーディーラーなどでもそうですが、「もう少し安ければ購入しますが、なんとかなりませんか…?」と伝えると、ほとんどの場合で数千円~数万円は安くしてくれるはずです。
企業側にとっては総額の数%値下げして契約が取れるのであれば、値下げしてしまった方がメリットが大きいからです。
交渉するのは苦手という人もいるかもしれませんが、値下げ交渉をしたからといって担当者との関係性が悪くなることはありません。
料金を安くしたい人は少しだけ勇気を出して聞いてみてください。
⑨複数の探偵事務所に見積りを取る
探偵事務所への依頼に限らずですが、高額な買い物をするときには必ず複数社に見積り(相見積り)を取るようにしましょう。
「何社ともやり取りをするのは面倒だな」と思う人もいるかもしれませんが、相見積りをしておかないと損をしてしまいます。
一社にしか見積りを取っていないと、提示された金額が高いのか安いのか判断できませんし、サービス内容が適切かどうかも分からないからです。
逆に、複数社に相見積りをしておけば、自分に最適な探偵事務所を比較して選ぶことができます。
時間は少しかかりますが、できれば3社以上に見積りを取るようにするといいと思います。
【メリット】
・市場の料金相場が把握できる
・複数社の料金や調査内容を比較できる
・相場から極端に安い(高い)探偵事務所を除外できる
・他社の見積金額を引き合いに出して、値下げ交渉の材料として使える
・探偵選びに失敗する可能性が低くなる
【デメリット】
・見積りを取るのに時間がかかる
・契約をしない探偵事務所にお断りの連絡をするのが面倒
・複数の選択肢があると逆に迷って決められなくなる
探偵事務所を選ぶときのポイント

それではここからは、探偵事務所を選ぶポイントについて解説していきます。
正しい選び方を理解しておくことで、探偵選びに失敗する可能性が低くなります。
Point① 調査料金は適正価格か
浮気調査の料金相場は20~80万円程度といわれていますが、依頼条件や各社の料金基準によって大幅に金額が変わることがあります。
そのため、相場の適正価格を知るために、複数社の見積りを取って見比べるようにしましょう。
特に相場から極端に安い(高い)探偵事務所がある場合には、悪質な業者が混ざっている可能性があるので、そういった探偵事務所はなるべく除外しておくのが無難です。
Point② 浮気調査の実績は豊富か
浮気調査の実績が多い探偵事務所は過去からのノウハウが蓄積されているため、調査力の高い探偵事務所が多い傾向にあります。
また、「実績が多い」=「多くの人が利用している」ことの裏付けになるので、信頼性のある探偵事務所だということもできます。
ホームページや口コミサイトを確認すれば、浮気調査に強い探偵かどうか分かりますので参考にしてみてください。
Point③ 悪質な業者ではないか
探偵業界には少数ですが悪質な業者が存在しています。
ずさんな調査をしたり、ぼったくり料金を提示してくるなどの事例が毎年のように報告されており注意が必要です。
悪質な業者に引っかからないように、少なくとも以下の5項目は確認しておきましょう。
Point④ 調査料金や調査内容などの説明を丁寧にしてくれるか
契約前の面談では、担当者から調査料金や調査方法などについての説明があります。
そのときに詳細まで丁寧に説明してくれているかが、良い探偵事務所を見分ける重要なポイントです。
特に、メリットだけでなくデメリットもしっかり教えてくれるかに注目してみるといいでしょう。
良いところだけしか話をしない探偵事務所は、隠したい何かがあるかもしれないので注意が必要です。
Point⑤ 探偵事務所とのフィーリングが合うか
ここまで探偵事務所を選ぶポイントをいくつか紹介してきましたが、最後はやはりフィーリングです。
契約後は探偵事務所と協力しながら浮気調査を進めていきますので、お互いに信頼関係が築けていないとなかなかスムーズにいきません。
とはいえ、フィーリングだけで決めると失敗することもありますので、これまで紹介したPoint①~④をしっかり確認したうえで、最後の最後で選択に迷った場合はフィーリングで決めるようにするといいでしょう。
まとめ
今回は浮気調査の料金を安く抑える方法について9つ解説していきました。
なかなか探偵事務所では教えてくれない裏技ばかりですので、ぜひ参考にしてみてください。
また、安いだけの探偵事務所を選んでしまうと悪質な業者に当たりやすくなります。
正しいやり方で探偵事務所を選んで、安くても調査力のあるところに依頼するようにしましょう。
できるだけ複数社に見積りを取って比較することで、探偵選びの失敗が少なくなるはずです。
探偵費用は決して安くはありませんので、しっかり検討したうえで判断してください。
それでは、みなさんの浮気のお悩みがスッキリ解決することを心から祈っています!