【完全版】探偵の浮気調査の料金相場はいくら?計算方法も分かりやすく解説!

スマホを見ながら悩む女性

探偵に浮気調査の依頼をしたいと考えていても、料金のことが気になってなかなか一歩が踏み出せないという人も多いかと思います。浮気調査を依頼することは一生に一度あるかないかですので、不安に感じてしまうのも仕方のないことです。

浮気料金の相場は一般的に20~80万円程度といわれていますが、実際には探偵事務所に見積りを出してもらわないと明確な金額は分かりません。しかも、探偵事務所ごとで料金計算の基準が異なるので、各社の見積金額に大きな差が出ることもよくあります。

そこで今回は浮気110番が独自に入手した情報をもとに、具体事例も交えながら浮気調査の料金設定の裏側まで徹底的に解説していきます。「探偵に依頼しようか悩んでいる人」や「見積りを取ったけど適正料金かどうか判断できない」という人には参考になる記事ですので、ぜひ最後まで読んでみてください。

調査料金の計算方法を解説

豚の貯金箱

まずは調査料金の計算方法について解説していきます。基本的な浮気調査の料金は以下の式で計算されています。

調査料金 = ①人件費 + ②諸経費

これだけではざっくり過ぎて分かりにくいと思うので、「①人件費」「②諸経費」について詳細を見ていきましょう。

人件費の内訳

まずは人件費の内訳についてです。

調査料金 = ①人件費 + ②諸経費

人件費というのは、ターゲットの尾行をする調査員の費用のことです。調査料金の80~90%を占めています。

人件費の計算式は以下のように、さらに細かく分解できます。

人件費 = (1)調査員の時間単価 × (2)調査人数 × (3)調査時間

それぞれの項目について解説していきます。

(1)調査員の時間単価の目安

過去に一般社団法人 東京都調査業協会が行ったアンケートによると、1人あたりの時間単価は7,500~10,000円となるようです。最安値が5,000円、最高値が12,500というデータもあるので、それ以上もしくはそれ以下の金額を提示された場合は怪しいと思った方がいいでしょう。

(2)調査人数の目安

調査員の人数は調査の難易度によって決まります。通常は2~3名で尾行を行うことが多いですが、難易度の高い調査の場合は4名で対応することもあります。

難易度が高くなる要因
  • ターゲットが車やバイクを使う場合
  • 人混みでターゲットを見失いやすい状況の場合
  • ターゲットの警戒心が強く、少人数だと尾行がバレるリスクが高い場合

(3)調査時間の目安

調査時間は対象者の行動によって大きく変わります。浮気をするのが『平日か?休日か?』によっても違いますし、『日帰りか?宿泊か?』などによっても調査時間は異なります。その他にも様々な要因はありますが、目安として20~30時間(1~2週間)で証拠が取れるケースが多いので、参考値として覚えておいてください。

人件費の計算のおさらい

人件費は以下のように細かく分けることができます。

調査料金 = ①人件費 + ②諸経費

       ↓

調査料金 = (1)調査員の時間単価×(2)調査人数×(3)調査時間 + ②諸経費

各項目の目安の数値は以下のようになります。参考値として覚えておくと便利です。

  • 調査員の時間単価:7,500円~10,000円
  • 調査人数:2~3人
  • 調査時間:20~30時間

②諸経費の内訳

それでは次に「諸経費」について解説していきます。

調査料金 = ①人件費 + ②諸経費

諸経費というのは、その名の通り調査に必要な経費のことです。主な経費を6つ見ていきましょう。

交通費

バスや電車などの公共交通機関などを使用したときの費用です。通常はそこまで高額になることはありません。

機材費

特殊カメラや無線機などの利用料となります。平均で1日1~2万円程度の金額が掛かります。

車両費

車両費は車やバイクで尾行するときに発生する費用です。平均で1日1~2万円程度(1台あたり)の金額が掛かることが多いようです。調査が何日間にもなると、それなりの金額になることがあります。

燃料費

車での尾行のとき使用したガソリン代です。一般的なガソリン価格で計算されます。

宿泊費

宿泊を伴う調査の場合、調査員の宿泊費が必要となります。地域によって異なりますが、調査員1人あたり6,000~8,000円程度みておけばいいでしょう。

調査報告書作成費

浮気調査の結果は「調査報告書」という冊子で報告されます。ターゲットの浮気の様子が写真付きで詳細に記載されています。平均で1~3万円程度の金額が掛かります。

浮気調査の料金プランは3種類

3つのクリップ

基本的な料金の計算方法が分かったところで、次は浮気調査の料金プランについて解説していきます。主なプランは3種類ありますので、それぞれのメリット・デメリットを覚えておきましょう。

浮気調査の主な料金プラン
  • 時間型プラン
  • パック型プラン
  • 成功報酬プラン

では、1つずつ詳しく見ていきましょう。

時間型プラン

一番ベーシックなプランが時間型プランです。先ほど解説した 調査料金=人件費+諸経費 で計算されます。

【メリット】
・調査時間が短ければ安価ですむ。
・料金の仕組みがシンプル

【デメリット】
・長時間になるとパック制プランに比べて割高になることがある。
・諸経費を請求される。(パック制プランは請求されないことが多い)

時間型プランをおすすめできる人

時間型プランは、ターゲットの行動パターンが分かっていている場合におすすめです。
いつどこで浮気をするか予測がついていれば、ピンポイントで調査ができるので、費用を安く抑えることができるからです。ただ、デメリットでも紹介したように、長時間の調査になると割高になる可能性もあります。

パック型プラン

パック型プランというのは、まとまった時間で契約するプランです。例えば、『20時間=30万円』や『30時間=50万円』など、探偵事務所ごとで様々な時間や料金が設定されています。

【メリット】
・時間型プランに比べて、時間単価が安く設定されている。
・契約時間内であれば基本的に追加費用は発生しない。

【デメリット】
・短時間で調査が完了すると時間型プランより割高になる。

パック型プランをおすすめできる人

パック型プランは、ターゲットの行動パターンが詳細まで分からない場合におすすめです。
長時間の調査をすることが前提のプランですので、時間制プランよりも割安に設定されています。
また、基本的には追加費用は発生しませんので、調査中にお金のことを気にしたくない人にもおすすめです。

成功報酬プラン

成功報酬プランというのは、その名の通り調査が成功した場合に費用を支払うプランです。探偵事務所によっては成功報酬プランを扱っていなかったり、契約するのに厳しい条件を付けているところもありますので、事前に担当者に確認しておきましょう。

【メリット】
・成果が出なければ報酬を支払わなくてもよい。

【デメリット】
・時間単価が割高に設定されている。
・成果が出なくても着手金は返ってこない場合がある。
・「成功」の取り決めが曖昧で消費者トラブルが多い

成功報酬プランをおすすめできる人

成功報酬プランは、パートナーが本当に浮気をしているかどうか分からないという場合に有効なプランです。ただ、他のプランと比べると時間単価が割高に設定されているので、なるべく費用を安くしたいという人にはおすすめできません。また、デメリットでもお伝えしているように、「成功」の定義が曖昧で消費者トラブルが多いので注意が必要です。

目的別の料金相場(3パターン)

夫を怪しむ妻

ここからは、具体的なモデルケースを使って料金相場を計算していきます。
依頼する際の調査目的によって金額が大きく異なりますので、主なケースについて3つ紹介します。

ケース① 浮気をしているかどうかの事実確認だけしたい場合

一般的な相場:数万円〜20万円

【計算例】
時間単価7,500円×調査員数2人×調査時間6時間+諸経費3万円=12万円

パートナーが浮気相手と会っているかだけ事実確認したいという簡易調査のケースです。異性と会っている証拠を撮影できればいいので、難易度は高くありません。早ければ1~2日程度の調査で完了します。

ケース② 浮気相手との不貞行為の証拠を入手したい場合

一般的な相場:30万円〜60万円

【計算例】
時間単価7,500円×調査員数3人×調査時間15時間+諸経費5万円=39万円

慰謝料請求や離婚請求の交渉を優位に進めたいのであれば、浮気相手との不貞行為(=肉体関係)の証拠が必要となります。そのためには、長時間の尾行・張り込みをして、浮気相手とラブホテルなどに出入りする姿を撮影しなければなりません。難易度が高い調査となるので、調査員が3~4名となることもあります。

ケース③ 浮気相手にも慰謝料請求をしたい場合

一般的な相場:60万円〜100万円

【計算例】
時間単価7,500円×調査員数3人×調査時間30時間+諸経費10万円=78万円

慰謝料請求はパートナーだけでなく浮気相手にも請求することができます。しかし、浮気相手がどこの誰だか分からないと慰謝料請求のしようがないので、浮気相手の名前や自宅などを突き止めなければなりません。そのため、パートナーと浮気相手との不貞行為の証拠を掴むだけでなく、追加で浮気相手の尾行もする必要があるため調査が長時間となります。

浮気調査料金を「安く」抑えるコツ

お金の芽が出る

これまで解説してきたように、浮気調査は決して安いものではありません。みなさんの生活のことも考えると、「なるべく出費を抑えておきたい」と思う人も多いのではないでしょうか?そこで最後に、調査料金を安く抑えるポイントを3つ解説します。

※料金を下げる方法をもっと詳しく知りたいという人は、コチラの記事をご覧ください。

Price down【裏技公開】浮気調査を安くしたい!絶対に探偵が教えてくれない値下げの方法10選

調査員の人件費を抑える

調査料金を安くするには、いかに調査時間を短縮して人件費を抑えるかがポイントとなります。そのためには、パートナーの行動パターンを把握しておくことが重要です。例えば、以下のようなことが明確になっていればピンポイントで調査ができるので、調査時間を大幅に短縮することができます。

  • 浮気をするのは平日か休日か?
  • 浮気をする時間帯はいつ頃か?
  • 浮気をしそうなシグナルはあるか?

「格安」などの誇大広告に騙されない

ネットで検索すると「格安」や「地域最安値」といった謳い文句のサイトがたくさん出てきます。安さを追い求めるあまり、誇大広告を出している探偵事務所に騙されてないように注意しましょう。極端に安い料金の広告(=いわゆる釣り広告)で集客しておいて、あとで高額請求してくるような悪質な業者も一部には存在します。

複数の探偵事務所に相見積もりを取る

探偵事務所によって料金設定の基準が違うので、同じような調査内容であっても料金が異なることがあります。そのため、複数の探偵事務所に相見積もりを取ることで、料金や調査内容を比較して決めることができます。最近では無料相談をしている探偵事務所もあるので、そういったところに行けば面談や見積書発行などの料金は一切かかりません。少し面倒に感じるかもしれませんが、何万円もの差が出ることもありますので2~3社に相見積もりをしてみることをおすすめします。

コチラの記事では、無料相談をしている探偵事務所を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

まとめ

今回は浮気調査の料金の相場について解説しました。料金の計算方法や相場を知っていれば、探偵事務所を選ぶときに必ず役に立つはずです。少し難しいところもあったかもしれませんが、ざっくり頭に入っていれば問題ありません。
探偵費用は決して安くはありませんので、しっかり検討したうえで探偵事務所を選ぶようにしましょう。

それでは、みなさんのツライ日々が、1日でも早く改善されますように。
私たちのアドバイスが少しでもお役に立てれば幸いです。